【実録】雨漏りの原因5選!実体験をもとに対処法もあわせて解説!
急な大雨で雨漏りや雨染みが発生して「これはなんとかして止めないとな」と焦る方は多いです。
「雨漏りって自分で直せるの?」
「雨漏りを業者に直してもらった場合の費用っていくら?」
結論!雨漏りは自分で直せる場合もあるが、専門業者に直してもらったほうが長期的に見てお得です!
雨漏りは単純なものから複雑なものまで多種多様あり、複雑なものになると専門家でも原因を特定するのが難しい場合があります。
自分で直す場合は、あくまでも応急処置であることを理解してください。
- 雨漏りの原因トップ5を詳しく知れる
- 自分で雨漏りを直す方法
- 業者の費用相場
この記事では、雨漏り診断士を有した雨漏り職人歴30年の職人と共に3年間で累計50件以上の雨漏りを直してきた元リフォーム営業マンのやまはんが、雨漏りについて実体験をもとに徹底解説していきます。
この記事を読めば、急な雨漏りでも焦ることなく対応でき、業者にお願いする際も騙されることなく優良な業者に頼めるようになります。
雨漏りの原因トップ5を解説
雨漏りの原因はたくさんありますが、特に多いトップ5を詳しく解説するので参考にしてください。
- ベランダの笠木
- 屋根の防水シートの劣化
- 水切りの取り合い
- サッシ周りの防水劣化
- 外壁のひび
雨漏りの原因のほとんどが劣化によるものです。劣化する場所が事前にわかっていれば応急処置をすばやく行うことができるメリットがあります。
雨漏りの原因を知っていると適切な対処ができ、最低限の費用でお家を長持ちさせることができます。
また、業者にお願いする場合もまったく知識がない場合より少しでも知識があった方が、悪質な業者に頼んでしまう確率をぐっと下げることができるのです。
優良な業者を見極めるポイントは3社以上で比較検討することです。自分の知っている業者でもいいですし、近くの業者がわからないという方はリフォーム一括見積もりサイトを利用するのがおすすめ。
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雨漏りの原因第1位「ベランダの笠木」
雨漏りの原因で最も多いのがベランダの笠木からの雨漏りです。ベランダの笠木とは、よく布団を干すのに使う場所を笠木といいます。
笠木の主な役割が美観と防水なのですが、経年劣化で防水機能を失い雨漏りにつながるケースが非常に多いので注意しましょう。
雨漏りした場所の上がベランダの場合は、笠木から雨水が侵入している可能性が高いです。
笠木からの水の主な侵入経路
- 笠木のつなぎ目
- 笠木の内側に雨水が吹き込む
- 腐食で笠木に穴が空いている
笠木にはつなぎ目があり、つなぎ目にはシーリングという防水材が使われています。シーリングはホームセンターなどで入手可能なので応急処置がしやすい場所です。
シーリングは種類が多くあるのですが、笠木の補修には変性シリコンという種類のものを使うようにしてください!
応急処置が済んだら専門の業者に見てもらってください。雨漏りは再発する場合が多く、再発するたびに内部の劣化が進み原因を特定するのが困難になります。
信頼できる業者にしっかり直してもらうことが長期的に見て安上がりなので、応急処置で放置するのではなく専門の業者に直してもらいましょう。
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雨漏りの原因第2位「屋根の防水シートの劣化」
2階で雨漏りが起きたら屋根の防水シートが劣化して破けて雨水が侵入している可能性があります。
- 野地板(のじいた)
- 防水シート
- 屋根材(瓦やスレートなど)
防水シートが機能していれば屋根材がなくても雨水が室内に入ることはありません。しかし、防水シートが紫外線に長期間さらされると劣化してしまうため屋根材で保護しているのです。
防水シートの寿命は早いもので10年、高耐久のもので25年ほど持つといわれています。
防水シートに穴が空いた場合、自分で修繕することは非常に難しいです。屋根に登り屋根材を外して防水シートを貼って屋根材を戻すのを一人で行わなければなりません。
高所作業は本当に危険です!実はプロでも屋根から落下する事故は多いんです!
プロでも2人で作業することがほとんどなのに、素人が1人で作業するのは非常に危険ですので高所作業は専門業者に任せましょう。
雨漏りの原因第3位「水切りの取り合い」
意外と多いのが水切りの取り合いからの雨漏りです。水切りの役割は防水のため住宅に多く存在しているのですが、複雑でデリケートな部分なので結果的に雨漏りの原因になってしまいます。
- 屋根の谷部分
- 屋根と外壁の接合部
- ベランダ床と外壁の接合部
- 笠木と外壁の接合部
- 出窓周辺
水切りは基本的に板金とシーリングで作られており自分で応急処置することは可能ですが、高所作業は危険なため自分の身長で届く範囲の修繕だけにしましょう。
水切りがある場所は住宅の構造的に弱い場所に作られているので、雨漏りが発生したら周辺の劣化がものすごく早いので早急に修繕することをおすすめします。
経年劣化だけではなく、地震の影響などでも雨漏りにつながることもあるよ!
雨漏りの原因第4位「サッシまわり」
窓周辺に雨漏りが起きたらサッシ周りのシーリングの劣化・ひび割れが原因であることがあります。特に出窓になっていると雨漏りになる可能性は高いです。
サッシ周りの雨漏りを自分で修繕する場合はシーリングを使うのが一番簡単です。劣化したシーリングの上から新しいシーリングを増し打ちしたり、ひび割れの溝に充填したりすることで応急処置できます。
自分で修繕する場合は、サッシ周りの劣化したシーリングは取り除かないようにしてください。サッシ周りは雨漏りに直結するデリケートな場所で雨漏りが悪化する可能性があります。
「少ししか雨漏りしてないから」といって放置するのはNG!専門業者にしっかり直してもらいましょう!
雨漏りの原因第5位「外壁のひび」
どこから雨漏りしてるかわからない場合は、外壁のひび割れから雨水が侵入してることがあります。ひび割れの修繕は仕上がりが寿命に大きく関わってくるので、自分で修繕することはおすすめしません。
ひび割れの幅によって修繕する方法が違ってきますので、ひび割れの幅をしっかり見極めるようにしましょう。
- 幅0.3mm以下(ヘアークラック)
- 幅0.3mm〜1mm
- 幅1mm以上
ヘアークラックは塗膜表面のひび割れなので雨漏りする可能性はありません。ひび割れの幅が0.3mm以上になってきたら雨漏りの原因になる可能性があります。
- 幅0.3mm以下(ヘアークラック)→塗装
- 幅0.3mm〜1mm→溝にエポキシ樹脂・樹脂モルタルを充填してから塗装
- 幅1mm以上→溝をVカットして下塗り剤・シーリングを充填してから塗装
外壁のひび割れを防ぐ方法は10年〜15年ごとに外壁塗装してあげることです。特にお家を建てたときの塗装は塗膜が強くないので、築10年ほどで塗装してあげることがおすすめ。
お家が痛む前に塗装すればきれいな状態が長く続くよ!
雨漏りを自分で止める方法
雨漏りは場合により自分で止めることができます。雨漏りを止める方法は以下のとおりです。
- 散水試験を行う
- 水の侵入経路をシーリングやブルーシートで塞ぐ
散水試験で水の侵入経路を特定して、シーリングやブルーシートで塞ぐ方法は専門業者が実際に行う方法です。
上記の方法で雨漏りが止まったとしてもそのまま放置するのは絶対にやめましょう。自分で雨漏りを止めるのは、あくまで応急処置だと思ってください。
雨漏りは水の侵入経路を塞ぐだけでは不十分。根本的な原因を直さない限り雨漏りが再発する可能性が非常に高いので、応急処置が終わったら必ず専門業者に見てもらうようにしましょう。
散水試験を行う
雨漏りを止めるには最初に散水試験を行います。
- 雨漏りの原因を特定できる
- 無駄な工事を省くことができる
- 必要なのは水道水だけなので費用がほとんどかからない
雨漏りの原因を特定せず、なんとなくで工事してしまうと雨漏りが止まらないだけではなく悪化してしまう可能性があるので散水試験は必ず行いましょう。
散水試験にはメリットしかないので、手順をしっかり守って行おう!
ご家庭にあるホースのノズルをシャワーにして侵入の疑いがある場所に2分〜3分ほど水を当ててください。
水の侵入の疑いが複数ある場合は、低い場所から順に水を当てるようにしましょう。高いところから水を当ててしまうと、水がどこから入ったかわからなくなってしまうので注意してください。
水の侵入経路をシーリングやブルーシートで塞ぐ
水の侵入経路が特定できたらシーリングやブルーシートで塞ぎましょう。シーリングは雨漏りを止める際に専門業者が実際に使用する防水剤です。
シーリングはホームセンターで1000円以内で入手できます。シーリングには様々な種類がありますが、変性シリコンのノンブリードタイプを選んでください。
変成シリコンは耐久性が高く塗装することができるので、今後外壁塗装する際も一緒に塗装でき美観を損ないません。
変成シリコン以外を選んでしまうと、塗装できなかったり経年劣化で変色してしまったりするので注意してください。
ブルーシートはホームセンターで大きめのサイズを選びましょう。広げた状態から2回以上畳んで使用することで耐久性を上げられます。
震災で雨漏りが多発したときも応急処置としてブルーシートは大活躍したよ!
雨漏りに対する口コミ
雨漏りに対する口コミをSNSで集めてみました。
雨漏りを放置していると外出時や旅行などでお家を留守にしたときに雨が降ってきたら大変なことになります。
雨漏りを放置してもいいことはひとつもないので、最低限の応急処置はするようにしてください。
業者に雨漏りを修繕をしてもらう場合の注意点
業者に雨漏りを修繕してもらう場合の注意点は以下のとおりです。
- 雨漏り診断しなどの資格を保有しているか
- 雨漏りが再発した場合の保証や対応などを確認する
- 複数の業者で比較検討する
資格を保有しているから絶対に安心ということはありませんが、ひとつの目安にはなります。
雨漏り診断士の資格を取得するには、20歳以上で3年以上の実務経験が必要で合格率44%の試験に合格しなければなりません。資格の有無である程度は悪質な業者を除くことができます。
雨漏りは性質上再発しやすいので保証をし辛いのが実情です。保証をつけられるのは自信の裏返しなので、保証がつけられるのかは聞いてみましょう。
逆に保証をつけることで契約を迫ってくる業者には注意しましょう!契約を迫るのはよくない業者の典型です!
保証がつけられなくても雨漏りが再発した場合の対応を確認しておくことで、万が一のトラブルを避けることができます。
業者を選ぶ際に一番重要なのがしっかり比較検討することです。雨漏りの修繕には安い場合で3万円、大規模な工事だと100万円を超えることがあります。
あなたにとって一番いいプランを提案してくれる優良業者は比較検討しないとわかりません。複数の業者を比較検討するにはリフォーム一括見積もりサイトを利用するのがおすすめ。
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雨漏りによくある質問
- 雨漏りって放置して大丈夫?
-
放置していい雨漏りはありません。雨漏りの対処は早ければ早いほど安く直すことができます。
- 雨漏りは自分で直してもいい?
-
自分で直せる雨漏りもありますが、あくまでも応急処置になります。雨漏りが再発したり悪化したりする場合があるので専門業者に診てもらうことをおすすめします。
- 雨漏りを直すのにかかる費用の相場は?
-
安く済む場合で3万円〜5万円ほどです。腐食が進み大規模な工事になると100万円を超える場合もあるので、複数の業者でしっかり比較検討するようにしましょう。
【まとめ】特別な理由がない限り、雨漏りは専門家に直してもらったほうがいいです!
この記事では、元リフォーム営業マンが実体験を元に雨漏りについて徹底解説しました。
- ベランダの笠木
- 屋根の防水シートの劣化
- 水切りの取り合い
- サッシ周り
- 外壁のひび割れ
雨漏りの原因のほとんどが経年劣化によるものです。適切なタイミングでお家をリフォームしてあげれば余計な費用をかけずにお家を長持ちさせることができます。
雨漏りは自分で直せるものもありますが、あくまで応急処置であることを理解してください。応急処置したあとは早めに専門業者に診てもらいましょう。
- 雨漏り診断しなどの資格を保有しているか
- 雨漏りが再発した場合の保証や対応などを確認する
- 複数の業者で比較検討する
業者を選ぶ際に一番重要なのがしっかり比較検討することです。資格のや保証の有無なども大切ですが比較検討に勝るものはありません。
比較検討のポイントとしては価格の安さだけで選んではいけません。決められた予算の中であなたにとって一番いいプランを提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。
いい業者を見つけてから価格の相談をしてみよう!あなたに寄り添って相談に乗ってくれると思いますよ!
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